2008年6月26日

不可思議

日本語を母国語として半世紀以上使っているが、まだよくわからないところがある。
それは、小学校の頃からのトラウマになっている「数」についてである。
「数」といっても、最近テレビのクイズ番組でよく見かける「物の数え方」ではない。
(箪笥の数え方・兎の数え方等々ではなく、それ以前のレベルである)

小学生の時、何かの授業で1から10まで起立して数えることになった。
「1、2、3、4、5、6、7、8、9、10」と言った後に、一同爆笑。
どうやら、「4」を「ヨン」、「7」を「ナナ」、「9」を「キュウ」と発音したからだった。
「4」は「シ」、「7」は「シチ」、「9」は「ク」といわなければいけなかったようだ。

ここから悩みが始まった。どういう時にどのように使い分けるのか?
「ヨン・ナナ・キュウ」を使う時、「シ・シチ・ク」を使う時、どっちも使ってかまわない時。
無意識に使い分けはできているつもりだが、どっちも使えるものが見つからない。
(¥94,700. をクマンシセンシチヒャクエンという人はいない)
(4月をヨンガツ、9月をキュウガツという人もいない)
エンピツ四本、四面楚歌、検定四級、四方八方...
春の七草、七転八倒、七転び八起き、伊豆七島...
九分の一、十中八九、九官鳥、九十九里浜...

少し眠くてボンヤリしていたが、脳味噌が活性化して、だんだん目が冴えてきた。