おいてけぼり!
黄昏れて、もう人影は見えない。
いつもはトボトボと後ろからついて来るのだが、
今日に限って何を見つけたのか先に早足で歩いて行く。
日が暮れて暗くなり、白いシルエットも見えなくなった。
そのうち、鈴の音も聞こえなくなってしまった。
~バカタレが、どこまで先に行くんだい!
~どこかで道草をしていると追い越してしまうぞ!
と思いつつ、どんどん先に進んで行くと...
やっとこさ、かすかに鈴の音が聞えてきた。
急ぎ足で歩いたので、こちらは汗だく。
追いついた時は、お友達の集団が遊んでいる場所だった。
ずいぶん前に合流したらしく、
「来るのが遅い」と、みんなから言われ、
当の本人(犬)も半分退屈して寝そべってやがる。
しかし、どうやってお友達がいるのがわかったのだろうか?
視覚では絶対あり得ない。臭覚だろうか聴覚だろうか?
そこは、遠くに見える鉄塔のそのまた先。
ドブ川を越えて、しばらく歩いた所だった。
いつもはトボトボと後ろからついて来るのだが、
今日に限って何を見つけたのか先に早足で歩いて行く。
日が暮れて暗くなり、白いシルエットも見えなくなった。
そのうち、鈴の音も聞こえなくなってしまった。
~バカタレが、どこまで先に行くんだい!
~どこかで道草をしていると追い越してしまうぞ!
と思いつつ、どんどん先に進んで行くと...
やっとこさ、かすかに鈴の音が聞えてきた。
急ぎ足で歩いたので、こちらは汗だく。
追いついた時は、お友達の集団が遊んでいる場所だった。
ずいぶん前に合流したらしく、
「来るのが遅い」と、みんなから言われ、
当の本人(犬)も半分退屈して寝そべってやがる。
しかし、どうやってお友達がいるのがわかったのだろうか?
視覚では絶対あり得ない。臭覚だろうか聴覚だろうか?
そこは、遠くに見える鉄塔のそのまた先。
ドブ川を越えて、しばらく歩いた所だった。
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